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例:犬 / 地域猫 / 災害

2018年の公募のお知らせ

第10回「日本動物大賞」

第10回「日本動物大賞」審査結果発表

2018年02月23日

本協会主催の第10回「日本動物大賞」は、関係各位の協力を得て開催し、
厳正なる審査の結果、大賞1点、功労動物賞1点、動物愛護賞1点、社会貢献賞2点、審査委員特別賞1点が決定いたしました。
平成30年3月15日(木)に島根イン青山(東京都港区)にて表彰式をおこなう予定です。

大賞・グランプリ

ジャイアントパンダ 永明(えいめい)(和歌山県・アドベンチャーワールド)

上野動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんシャンシャンの人気の陰で、和歌山県白浜のアドベンチャーワールドに永明が来日して23年。飼育下のパンダの寿命は20~30歳といわれる中、現在25歳の長寿で、2頭のメスと自然交配に成功。9回で14頭の子供が生まれ、繁殖が難しいと言われる種の保存に貢献。地域の活性化やPR、経済効果に果たした役割を高く評価すると共に、この機会にもっと広く認知されることを希望する。

功労動物賞

ボルネオオランウータン ジプシー(東京都・多摩動物公園)

1958年に開園したばかりの多摩動物公園に最初のオランウータンとして来園。昨年2017年9月、推定62歳で死亡するまでに4頭の子供を出産育児し、タオルを絞って顔や頭を拭いたり、雑誌を見て気に入った頁を収集するなど高い知性を示し、仲間内のトラブルを防ぎ解決するなど、飼育係や来園者との間に多くのエピソードを残して、今も語り継がれる存在となっている。ジプシーの温かい思い出と貴重な一生に感謝と尊敬の念を込めて。

動物愛護賞

ナキウサギふぁんくらぶ(北海道)

「ふぁんくらぶ」と名乗ってはいるが、活動歴は20年を超えて古く、1999年に大雪山国立公園内を通る道路の開発計画を、署名活動などで中止にしている。近年減少が危惧されるエゾナキウサギの保護を目指して、国の天然記念物への指定を訴えて、写真展や写真集の発行、シンポジウムなども行っている。
全国に3250名を超える会員を持ち、すべて寄付とオリジナルグッズの販売で、札幌に本部を置いて活動している。

社会貢献賞

川村 幸治(大阪府)

川村氏は動物病院を持つ獣医師だが、21年前より獣医師広報板というウェブサイトを個人でオープン。動物に関わる個人や団体にインターネットを通して、多くの良質で役に立つ情報を提供している。
迷子の動物を捜す掲示板や動物の健康相談、動物の譲渡会情報、愛護、保護、条令などに関する最新情報を集めて随時アップ。月に延べ100万人の人がアクセスしているという、その大変な努力に敬意を表したい。

オホーツク・ガリンコタワー株式会社(北海道)

オホーツクの海岸線、約300kmの広範囲に打ち上げられ、餓死したりキツネやカラスの餌となるアザラシの赤ちゃんを保護。30年の間にゴマフアザラシ145頭、ワモンアザラシ28頭など計187頭を保護。公開飼育する他は元気になった個体を海に戻し、アザラシの保護治療論文20本、保育論文37本など85本を学術報告している。民間の会社として実に立派な自然保護、社会貢献だと思う。

審査委員特別賞

ベースボール犬 わさび(東京都)

プロ野球の始球式で、マウンドまでボールが入ったカゴを届けることで人気の柴犬の話だ。他にも大型犬のケースなどはアメリカはもとより、日本でも過去に数頭いたというが、柴犬では初めてとのことで、球場という舞台で10年活躍してきたこの柴犬の話と写真には、誰もがほっこりとすることだろう。
動物大賞選定の審査委員一同もほっこり。特別賞として選定させて頂いた。

※各賞コメントは、湯川れい子審査委員長によるものです

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